私のデザイン、ケーキになったよ！　東松島・赤井地区でコンテスト　地元菓子店が協力

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　東松島市赤井地区で、小学生に絵を描いてもらい、最優秀デザインを地元菓子店がケーキにする催しが「子どもたちの夢を育てる」として定着しつつある。３回目の今年、応募は１００点を超えた。主催者は「モデル事業として市全域に広げたい」と意気込む。

　催しは「第３回夢のケーキデザインコンテスト」。同地区の自治会組織「赤井地区自治協議会」のコミュニティー部会が主催し、同市赤井の菓子店「お菓子の国パンジー」が協力する。

　表彰式が５日、赤井市民センターであり、最優秀賞に選ばれた作品を基にパンジーの佐藤清喜オーナーシェフが実際にケーキを作り、参加者に振る舞った。

　１～３年の低学年の部、４～６年の高学年の部の２部門で審査。部門ごとに最優秀賞、パンジー賞各１人、優秀賞４人の計１２人を選んだ。

　高学年の部で最優秀賞に輝いたのは「ブルーインパルスも飛んでくれたらいいな　青空ゼリーケーキ」を考えた赤井小６年の遠藤妃奈子さん（１２）。チーズケーキを軸に、爽やかな青色のゼリーで航空自衛隊松島基地（東松島市）所属の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」を表現した。

　遠藤さんは「東松島を知らない人に、どうしたら街のことを伝えられるか考えてデザインした。今年で最後の参加だったので賞を取れてうれしい」と語った。

　選考とケーキ製作に携わった佐藤シェフは講評で「素晴らしいデザインばかりで選ぶのが大変だった。来年も頑張ってほしい」とあいさつした。

　コンテストには地区内の赤井、赤井南小の両校の児童から、昨年より１４点多い１０５点の応募があった。コミュニティー部会長の斎藤俊博さんは「コンテストを通して子どもたちにも交流が生まれている。まだ３回目の開催だが、モデル事業として市全体に赤井の取り組みを広めていきたい」と話した。

　遠藤さん以外の入賞者は次の通り（敬称略）。

【低学年の部】
▽最優秀賞
「食べてみたいな、野球ケーキ★」佐々木惺永（赤井３）
▽パンジー賞
「キラキラ★レインボーわんちゃんケーキ」千葉あかり（赤井３）
▽優秀賞
「レインボーひまわりケーキ」塩沼ここね（赤井３）
「空を飛ぶＢｌｕｅ　Ｉｍｐｕｌｓｅ」佐々木煌鳳（赤井２）
「にじいろのケーキ」遠藤羽奈子（赤井２）
「ネコのケーキ」田中耀太（赤井南２）

【高学年の部】
▽パンジー賞
「白くま浮かぶチョコレート風呂」日野友輝（赤井４）
▽優秀賞
「ユニコーンケーキ」佐藤聖奈（赤井４）
「オール赤井まつり　祝　３０周年ケーキ」氏家もも（赤井南６）
「ニコニコくまさん」村上咲稀（赤井南４）
「カラフルなお花の国」菅原和花（赤井南４）