「レトロ列車、格好いい」鉄道ファンや家族連れに人気 石巻駅感謝イベント
JR東日本東北本部は12日、14日の「鉄道の日」にちなんだ記念イベントを石巻駅で開いた。「石巻駅感謝の日『まきえき』にいこう」と題し、家族連れや鉄道ファンが臨時列車の見学やワークショップを楽しんだ。
5~27日に東北本部管内の12駅と二つの新幹線車両センターで展開している記念イベントの一環。28日で開業112年を迎える石巻駅では、子ども用の駅長の制服が貸し出され、仙石線の列車が描かれたフレームを使って親子連れらが記念撮影を楽しんだ。
ペーパークラフトや塗り絵のコーナーもあったほか、駅員が駅構内や周辺のお勧め撮影スポットを紹介した。
この日は、レトロな外観の臨時列車「女川レトロシーパル号」が仙台-女川で往復1便運行。午前11時半ごろに石巻駅へ到着すると、駅員や来場者が小旗や横断幕を手に出迎え、出発を見送った。東松島市矢本の三浦悠翔君(3)は「電車は好き。かっこよかった」と喜んだ。
待合室には、石巻市の私立ひばり幼稚園の園児の塗り絵や、県石巻支援学校の生徒の陶芸作品などを展示。一般社団法人フードバンクいしのまきのフードボックスも置いた。
三笠亜希子駅長は「鉄道と結び付かないコーナーもあるのは、まちの人たちの活動を発信する1日にしたかったから。多くの人に駅を利用してもらい、まちの情報を伝えていきたい」と語った。
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