民生委員の役割、寸劇に 石巻ブロック研修会で披露 引きこもり住民支援を表現
石巻ブロック民生委員児童委員連絡協議会の本年度研修会が7日、東松島市コミュニティセンターであった。同市民生委員児童委員協議会の役員らが引きこもりの住民を支援する寸劇を披露し、民生委員が地域で果たす役割をコミカルに伝えた。
寸劇は、引きこもりがちな50代男性「春雄さん」をどう支援機関につなげるか、民生委員や社会福祉協議会などが協力し合うという内容。協議会の千葉春雄会長がふんする男性の元に委員が通い、近隣住民の力を借りて少しずつ信頼を築く様子を描いた。
男性が「金がない」と困難を打ち明けると、委員は「話してくれてありがとう」と受け止め、市社協の相談窓口を紹介した。「地域の困りごとに寄り添い、1人でも幸せになるよう努めよう」というナレーションで閉幕した。
研修会には石巻地方2市1町の委員約350人が参加した。千葉会長は「劇は日々の活動で体験した事例を表現した。参加者の活動の一助になればうれしい」と述べた。
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