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学生に石巻の産業PR 地域と政策、斎藤市長が講演 石巻専修大

まちづくりの取り組みを学生にアピールした斎藤市長(右奥)

 石巻専修大で8日、地方自治体と地域コミュニティーの関係を学ぶ講義の一環で、斎藤正美石巻市長が講演した。

 斎藤市長は学生約100人に向けて「人口減少対策と地域コミュニティーの強化」「産業の発展と雇用創出」など、市政の六つの柱を中心に施策を紹介した。

 インバウンド(訪日客)誘致に向けた取り組みでは「ほや雑煮」など地元料理を生かした産業の発信を例示した。力を入れるふるさと納税にも触れ、県外出身の学生に「石巻の産品がもらえるので、地元に戻ったら活用してみて」と寄付を勧める場面もあった。

 質疑応答では、学生が「バスの運行終了時間が早い。支援策はあるか」と質問。斎藤市長は「利用者が少なく、業者にとっても課題だ。バス会社とダイヤの改定を協議したい」と答えた。

 岩手県奥州市出身で人間教育学科4年の黒沢瑞希さん(22)は「復興やスポーツなど、さまざまな要素を絡めてまちづくりをしていることが分かった。まだ行ったことのない市内の祭りや名所を知り、もっと多くの魅力に触れたいと思った」と話した。

 講演は同大の講義「地域と政策」の一環。11月には渥美巌東松島市長、来年1月には須田善明女川町長もそれぞれ講演する。

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