推しキャラ装い「痛車」集結 石巻で初フェス、にぎわう 萬画館背に記念撮影
アニメのキャラクターなどをラッピングフィルムやステッカーなどで車体に張り付けた「痛車」が13日、全国から石巻市の中心部に集結した。初開催の「石巻ストーンロール痛車fes(フェス)」(実行委員会主催)で、街中は痛車ファンや家族連れらでにぎわった。
会場となった市かわまち交流広場とかわまちオープンパークには東北、関東はもちろん金沢市や岐阜県、京都府などから痛車約30台が集合したほか、痛単車(二輪車)も10台ほど駆けつけた。
カラフルなデザインの痛車が北上川沿いに勢ぞろいした光景は壮観。石ノ森萬画館を背景にカメラに収めるファンがいたり、痛車でやって来た参加者と市民が声を交わしたりして熱気に包まれた。声優の神谷明さんによるトークショーもあり、アニメソングを熱唱してイベントを盛り上げた。
石巻市内から訪れた60代女性は「いろいろな県から多くの人が集まり、街が元気になっていい」と喜んだ。埼玉県上尾市からスーパーマリオの格好で参加した会社員三ツ木雅史さん(35)は「東日本大震災で石巻が大きな被害に遭ったことは知っていた。フェスを通してようやく石巻と関わり合いを持てた。今度は家族と来たい」と声を弾ませた。
イベントの発起人である三國創さんは「私が育ったマンガの街でもある石巻を活気づけたかった。痛車フェスが街おこしに役立ったならばうれしい」と話した。
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