マンガの街・石巻に「痛車」集結 車体にアニメキャラ 13日、かわまちエリアでフェス
アニメのキャラクターなどを車体にデザインした「痛車(いたしゃ)」が13日、全国から石巻市に集結する。初の本格的な痛車のフェスティバルで、街中ににぎわいを創造する。
車にアニメのキャラクターなどをかたどったラッピングフィルムやステッカーを貼り付けた車は、通称「痛車」と呼ばれる。東京のお台場で毎年3月に開催されるイベント「痛車天国」には全国から1000台が参加する。今では「痛車文化」という言葉が生まれるほど痛車の催しが、街の活性化や交流促進に一役買っている。
その痛車が石巻市に勢ぞろいする。「石巻ストーンロール痛車fes(フェス)」(実行委員会主催)で、午前10時~午後4時、同市中央2丁目の市かわまち交流広場とかわまちオープンパークで開かれる。参加台数は約30台で、関東圏をはじめ、遠くは三重県や金沢市からも痛車がやって来る。二輪車の「痛単車」も10台ほど駆けつける。
当日は入場者による人気投票コンテストが行われる。声優・神谷明さんのトークショーもあり、フェスを盛り上げる。
フェスの発起人で、愛車の痛車を展示するという三國創さんは「自分が育った石巻で痛車のイベントを開くのが夢だった。マンガの街でもある石巻に人を呼び込み、街に活気を生みだしたい」と語る。
初の痛車フェスを石巻観光協会と同市のまちづくり会社「街づくりまんぼう」がバックアップする。三國さんは「日本から発信された痛車文化がフランスやドイツ、アメリカ、韓国などにも広がっている。石巻でもこれを機に回を重ねていけたなら」と話す。
入場無料。連絡先は三國さん080(1434)4740。
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