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震災遺族が語り部 20日、オンラインで配信 女川を巡り絵本朗読

 東日本大震災の津波で七十七銀行女川支店の行員が犠牲になった教訓を基に、企業防災などを啓発するオンライン語り部が20日に開かれる。女川町内を歩きながら震災の痕跡をたどり、記憶を語る様子をライブ配信する。現地でも参加できる。

 大崎市の一般社団法人「健太いのちの教室」が主催。女川支店に勤めていた長男健太さん=当時(25)=を亡くした父で代表理事の田村孝行さんと、母弘美さんが第1部で語り部を行う。

 第2部では同法人が出版した絵本「ふしぎな光のしずく~けんたとの約束~」を朗読する。支店で働いていて行方不明になった妻祐子さん=不明当時(47)=の捜索を続けている高松康雄さんの活動紹介もある。

 ビデオ会議アプリを使ってオンラインで開く。午後1時~3時。参加無料。19日までに専用フォームから申し込む。https://forms.gle/H5a53GNVXUgEjMcH7。現地参加者は午後0時半に女川いのちの広場(女川町黄金3の10)に集合する。

 問い合わせは孝行さん tamuken@ark.ocn.ne.jp

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