芸術や食、楽しもう 秋のイベント週末続々 石巻地方
故浅井さん教え子・アサイ美術部が「文化祭」 26、27日
「アサイ美術部 文化祭」と銘打った第5回「10月展」が26、27の両日、石巻市駅前北通り2丁目のナリサワ・カルチャーギャラリーで開かれる。洋画家で美術教師だった浅井元義さん(1938~2018年、石巻市生まれ)の教え子たちが絵の新作を発表する。
アサイ美術部は、浅井さんが教えた石巻女子高(現・石巻好文館高)美術部OGを主体に2021年に結成。主な部員は8人で、19年に浅井さんを追悼して始まった10月展を受け継いだ。
5回目は「文化祭」と名付けた。部員で、石巻女子高卒の和田佳子さん(61)=石巻市=と早坂多美恵さん(62)=同=は「岩手の浄土ケ浜にスケッチ旅行に行ったり楽しみながら絵を描いた。浅井先生が顧問だった石女高美術部時代の部活動を思い出し、文化祭のように和気あいあいにやろうとなった」と話す。
恩師・浅井さんのコーナーも企画。「セルフカバー」と題し浅井さんが若い頃に描いたモデルの絵と、時を経て描き直した絵を同時に展示。浅井さんの描写力、表現力などの違い、変化を見比べることができる。
入場無料。開場時間は午前10時半~午後5時(27日は午後4時半まで)。浅井さんが使用したオイルパステルでのワークショップも行う。参加費1000円(材料費・額代込み)。
女川のサンマ、「収獲祭」で満喫 27日
秋の一大行事「おながわ秋の収獲(しゅうかく)祭2024」(実行委員会主催)が27日午前9時~午後3時、女川町海岸広場で開かれる。
恒例のサンマの炭火焼きは約1万匹、サンマのすり身汁も約4000杯提供予定。いずれも100円以上の運営協力金が必要。500円以上の協力金で待ち時間が短縮できるファストパスを配布する。収獲祭来場目的で26日に町内対象6施設に泊まった人にはファストパスをプレゼントする。
ステージイベントは午前10時。「江島法印神楽」や「女川潮騒太鼓轟会」、「女川港大漁獅子舞まむし」といった地元の団体をはじめ、東京を中心に活動するアイドルグループ「ASP」も祭りを盛り上げる。キッチンカーや宮城の日本酒を味わう企画も。
鈴木伸輔実行委員長は「魚食普及と消費拡大、町の産業振興に貢献することを目指している。祭りを通じて女川の味を多くの人に届けたい」と話している。
収獲祭の連絡先は実行委事務局の町観光協会0225(54)4328。
石巻に飲食店集合「青空マーケット」 27日
青空の下で買い物や飲食を楽しむ「第10回青空マーケット」が27日午前10時から、石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園で開かれる。
会場には石巻地方からキッチンカー7台と15店の屋台が出店。釜焼きピザや石巻焼きそば、水ギョーザなどを販売する。
本部受け付けでは午前11時から、特製弁当の販売もある。中国料理揚子江は中華弁当、割烹(かっぽう)滝川は釜飯弁当、スパイスガーデンはカリー弁当を各15個用意し、2000円で販売する。
仙台市を拠点に活動するミュージシャン伊東洋平さんが午前11時と午後1時半の2回、ライブを行う。
NPO法人こころの森(石巻市)と石巻南浜津波復興祈念公園マネジメント共同体が主催。連絡先はこころの森事務局090(6682)2777。
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