企業版ふるさと納税 佐浦、「第二の古里」東松島に30万円 矢本蔵創業30周年
浦霞醸造元の酒造会社「佐浦」(塩釜市)は7日、東松島市の矢本蔵創業30周年にちなみ、市に企業版ふるさと納税として30万円を贈った。
市役所であった贈呈式で、佐浦弘一社長は渥美巌市長に目録を手渡し「東日本大震災では本社蔵が被災したが、矢本蔵があったことで途切れることなく操業できた。東松島は第二の古里だ」と話した。
渥美市長は「酒を市のPRに活用させてもらうほか、雇用創出にも貢献していただき感謝している」と述べ、感謝状を贈った。
同社は1724年に創業。生産規模拡大のため1994年11月、同市大塩で矢本蔵の稼働を始めた。震災ではライフラインの停止など被害を受けるも早期復旧し、2011年4月に再稼働を果たした。
矢本蔵では現在、定番商品「純米酒 浦霞」など社全体の6~7割の生産を担っており、22年は約1190キロリットルを製造した。市のふるさと納税返礼品でも上位の人気を誇る。
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