全国学校給食甲子園 東松島市、県内初の決勝進出 来月8日、12団体で調理競う
東松島市は8日、定例記者会見を開き、地元食材を使った献立のアイデアや栄養バランスの工夫を競う「全国学校給食甲子園」の決勝大会に、市学校給食センターが北海道・東北ブロック代表として出場すると発表した。県内の団体では初めて。決勝大会は12月8日に東京で開かれ、全国の12団体が競う。
給食甲子園は食育と地産地消の推進を目的にNPO法人「21世紀構想研究会」(東京)が主催し、今年で19回目。全国から1051校・施設が応募し、北海道・東北ブロックには80団体が挑んだ。書類による4次審査の結果が10月25日に発表され、東松島市と岩手県遠野市の計2団体が決勝大会進出を決めた。
東松島市の献立は、鶏肉のみそチーズ焼き、小松菜のノリあえ、カレーはっと汁など。コメやみそ、小松菜、ノリは地元産を使った。講評では彩りの良さや減塩への取り組みなどが評価された。
今月14日には市内の小中学校で給食メニューとして子どもたちに振る舞う。決勝大会には菅原恵美栄養教諭、阿部ことえ調理員が参加し、実際に会場で調理する。
会見では、3日の機器トラブル発生を受けて再稼働から7日目で原子炉を停止した東北電力女川原発(女川町、石巻市)2号機について、渥美巌市長が「原発は信頼第一の事業で、たびたび停止するようでは周辺自治体などの信用を失う。発電再開に向けて万全を期してほしい」と述べた。
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