年末控え「食品提供を」 フードバンクいしのまき、石巻信金6店舗にボックス設置
一般社団法人フードバンクいしのまきは11日、家庭で余った食品を集め、生活困窮者に送る「フードドライブ」を石巻、東松島、登米3市の石巻信用金庫6店舗で始める。支援の要請が増える年末を控え、地域住民に食品提供の協力を呼びかける。12月6日まで受け付ける。
石巻市中央3丁目の石巻信金本店には今月6日、食品を入れるボックスのほか、チラシやのぼりを設置した。期間中はフードバンクの担当者が定期的に巡回して食品を回収。行政や社会福祉協議会などからの要請に応じ、食品を届ける。
毎年、年末は支援の要請が増えるという。フードバンクの佐藤良子事務局長(54)は「物価高騰で昨年より食品の寄付量が若干減っている一方、生活困窮者への支援は増えている。地域で支え合っていけるように、皆さんの善意を寄せてほしい」と呼びかけた。
石巻信金でフードドライブを実施するのは6年目。三浦夏美業務執行役員(56)は「昨年に引き続き、食品ロス問題も含めて地域に貢献したい」と語った。
受け付けるのは常温保存が可能な未開封のもので、賞味期限が1カ月以上残る食品。実施店舗は本店のほか、向陽、大街道、鹿妻、矢本、登米の各支店。時間は平日午前9時~午後3時(大街道支店は月・水・金曜のみ)。
連絡先はフードバンク0225(98)5996=平日午前9時半~午後4時。
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