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「家族」テーマに 石巻の美術家柴田さん個展 12日から・仙台

2年ぶりの個展に臨む柴田さん

 石巻市を拠点に美術家として活動する柴田滋紀さん(49)が12~17日、仙台市青葉区の晩翠画廊で「家族」をテーマにした個展を開く。油彩画や陶芸などさまざまなジャンルの作品を通して人と人の触れ合いの大切さを伝える。

 晩翠画廊で2年ぶりとなる個展のタイトルは「家族2024」。80代の両親と妻、4歳と1歳の娘と、親子3世代が同居する日々の暮らしを題材に制作。家族のだんらんを抽象的に描いた油彩画、娘をデザインした小皿(陶芸)のほか、版画やドローイングなど計約50点を展示する。

 柴田さんは「日々成長する子どもたち、介護が必要になってきた両親と、子育てや同居の大変さもあるが、尊重し合いながら愛情を持って一緒に暮らす『家族の今』を表現したい」と話す。

 会期中、ワークショップ「比べてみよう、絵画とAIアート」も随時開催。同じ題材を柴田さんとAIがそれぞれ描き、違いを見比べる。個展は柴田さんが代表を務めるNPO法人「にじいろクレヨン」支援チャリティーも兼ねる。

 開場時間は午前11時~午後7時(最終日は午後5時まで)。入場無料。連絡先は晩翠画廊022(713)6230。

企画展・柴田 滋紀 個展「家族 2024」 - 晩翠画廊

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