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石巻・官製談合 遠藤被告に懲役1年判決 仙台地裁「入札公正害し悪質」

 石巻市発注の下水道工事の入札を巡る官製談合事件で、仙台地裁は11日、公競売入札妨害の罪に問われた同市の建設会社「遠藤興業」元専務執行役員の遠藤光弥被告(68)=石巻市新成2丁目=に懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

 須田雄一裁判長は遠藤被告に対し「犯行は入札の公正を害しており、悪質だ。本件は繰り返しなされたうちの一環。共犯者から持ちかけられたからといって、刑事責任を軽視することはできない」と述べた。

 判決によると、昨年2月15日にあった下水道工事「西流下1号石巻中央雨水準幹線築造工事」の制限付き一般競争入札で、遠藤被告は同1日、市内の同社現場事務所で、元市下水道建設課技術課長補佐の男性(51)=官製談合防止法違反などで有罪確定=と、元同課係長の男性(47)=同=から実施設計書を受け取り、落札して公正な入札を妨害したとされる。

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