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大豆初検査、半数が2等級 「滑り出し上々」 いしのまき農協

大豆の色や形を調べる検査員

 いしのまき農協の2024年産の大豆の等級検査が18日、石巻市北村の同農協河南北村倉庫で始まった。今季も猛暑に見舞われたが適度な雨にも恵まれ、全体の半数ほどが2等級に格付けされる上々の滑り出しだった。同農協管内では「ミヤギシロメ」を中心に例年並みの約4000トンの収穫を見込む。

 初検査には「タンレイ」約42トンが持ち込まれ、検査員が皿に取り、色や形、粒に亀裂が入る「皮切れ」がないかなどを調べた。初日の結果は2等級が約5割、3等級が3割。近年続く猛暑の影響を鑑みれば上々の出来だという。

 同農協の亀山宏道米穀課長は「高温の影響も少しはあるが、全体的には天候に恵まれた。品質に期待できる」と話した。

 収穫は今月上旬に始まり、長ければ来年1月まで続く。収穫した大豆はみそや納豆などの加工原料のほか、煮豆用として全国に出荷する。

 県全体では昨年、1万1700ヘクタールを作付けし、北海道に次いで全国2位の面積だった。そのうち石巻市は県内市町村別で2位。同農協管内は今年、約2300ヘクタールを作付けした。

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