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滑走路、自転車で快走 空自松島基地で「ランウェイライド」 県内外から180人

自転車で基地内をさっそうと走る参加者たち

 航空自衛隊松島基地(東松島市)の滑走路を自転車で走る「松島基地ランウェイライド2024」(東松島市、一般社団法人石巻圏観光推進機構主催)が16日、現地であった。県内を中心に東北や関西から集まった約180人のライダーが、特別開放された滑走路を思い切り駆け抜けた。

 参加者は同基地の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の機体を納める格納庫前をスタートした。ブルーインパルスを模したバイクチーム「ブルーインパルスジュニア」の先導で滑走路など約5.8キロをグループで走行。その後は延長約1キロの副滑走路を自由に走った。

 母親と一緒に参加した仙台市東六番丁小3年の七尾冬弥さん(8)は「昨日は楽しみで寝られなかった。滑走路を自転車で飛ばし、力尽きるまで走りたい」と笑顔で話した。

 茨城県東海村の30代会社員男性は、ブルーインパルスのカラーリングを模して自ら塗装したロードバイクと、自作の青いユニホームで参加。「滑走路を歩くランウェイ企画はよくあるが、自転車で走れるのは松島基地だけ。このような機会を基地と地域がつくってくれてありがたい」と話した。

 ランウェイライドは自転車観光の魅力や、普段は立ち入ることのできない基地の役割などを多くの人に知ってもらうのが狙い。東松島市と観光推進機構が2019年に始め、今年で6回目。ブルーインパルスジュニアの展示走行披露や格納庫内の見学などもあった。

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