踊る楽しさ感じて　いしのまき観光大使のプロダンサー武藤さん、小学校でダンス教室

• 
• 
• 

　石巻市の「いしのまき観光大使」でプロダンサーの武藤真也さん（５３）の出張ダンス教室が９～１１月、市内６小学校で開かれた。このうち蛇田小（児童７３５人）では今月１２日、３年生１３１人が、リズムに合わせたステップや振り付けを楽しみながら学んだ。

　同小を訪れた武藤さんは壇上で、ヒップホップダンスの基礎的なステップやターンを実演。児童らは夢中になって動きを追いかけ、振り付けをつなげられるように練習した。武藤さんのかけ声に合わせて左右に体を動かしたり両手を上下させ、思い通りの動作ができると、喜びで大きな歓声を上げた。

　武藤さんが市内で運営するダンススタジオのインストラクター２人も協力し、音楽に合わせて振り付けをつなげたオリジナルの踊りを学級ごとに披露した。沢田芽依さん（９）は「ダンスは苦手だったけど、先生が分かりやすく教えてくれて楽しかった」と話した。

　武藤さんは「大人になったらダンスを仕事にしたいと思って（練習などを）頑張ってきた」と振り返り、「みんなも好きなことに取り組んで下さい」と児童らに呼びかけた。

　ダンス教室は、１２月７日に同市開成のマルホンまきあーとテラス（市複合文化施設）で開くイベント「わくわくフェスティバル」への参加児童を募る一環で、市教委が主催した。