無事故で工期内完成を　東松島・大曲小の校舎建て替え　関係者30人、安全を祈願

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　東松島市大曲小校舎の建て替え工事安全祈願祭が２０日、現地であった。市職員や工事関係者ら約３０人が出席し、無事故無災害での工事完了を祈った。工期は２０２６年３月２３日まで。

　同小は北校舎と西校舎からなる。１９６８年に使用を開始し老朽化が進んでいた北校舎を今年６月までに解体。跡地に新たな校舎を建て、西校舎は新校舎完成後に解体する。

　新校舎は鉄筋コンクリート３階。延べ床面積は４１３９平方メートル。津波発生時の指定避難場所であるため、垂直避難用の屋外階段を校舎の東西２カ所に配置するほか、２階に防災倉庫、３階に緊急時の災害対策室を確保する。

　工事費は１９億５３５９万円。文部科学省の学校施設環境改善交付金や防衛省の防衛施設周辺防音事業補助金などを活用する。

　式では関係者が玉ぐしをささげ、工事の安全を祈った。

　渥美巌市長は「２０２６年度に新入生を迎えられるよう、工事を無事故無災害で工期内に終えてほしい」とあいさつした。