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「理工系女子」が先生 小中生ら、楽しく勉強 東松島

ブロッコリーのDNAを抽出する実験に取り組む参加者ら

 社会で活躍する女性研究者からプログラミングや化学を学ぶ「理工系女子によるチャレンジ教室」(内閣府主催)が16日、東松島市コミュニティセンターで開かれ、市内を中心に小中学生や保護者計約80人が参加した。

 東北大大学院工学研究科の渡部花奈子助教、同大院生命化学研究科修士2年の出牛(でうし)瑠衣さん、石巻市の一般社団法人「イトナブ」のICT支援員阿部朋佳さんが講師になり、それぞれワークショップを実施した。

 出牛さんはバナナとブロッコリーのDNAを抽出し、観察する実験を行った。参加者はそれぞれの花芽の部分をすり鉢ですりつぶし、洗剤と食塩で調製したDNA抽出液を加えてDNAを抜き出した。抽出した溶液にエタノールを注ぎ込み、DNAが浮き出てくる様子も観察した。

 参加した東松島市赤井南小4年の及川大翔さん(9)は「DNAが浮き上がってくるのが面白かった。家にあるもので実験できるのがすごいと思った」と話した。

 渡部助教はナノ粒子を合成する化学教室、阿部さんはウェブページを自作するプログラミング教室を開き、終了後は別の教室の参加者の質問にも答えた。

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