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学校存続の不安訴え 石巻市、北上で「動く市長室」 住民10人が参加

北上地区の課題を共有した「動く市長室」

 石巻市は7日、斎藤正美市長が地域に出向いて住民と意見交換する「動く市長室」を市北上総合支所で開いた。住民約10人が参加し、児童数の減少や道路整備などについて意見と要望を伝えた。

 十三浜地区の男性は北上地区の児童生徒数の減少について言及。子どもの数が減り続けているとして「学校が存続できるのか不安だ」と訴えた。斎藤市長は「保護者や地域の皆さんの意見があれば教えてほしい」と語った。

 別の十三浜地区の男性は「地域が市に要望したことについて半年たっても回答がない。できないならそう言ってほしい」と述べた。斎藤市長は「途中経過でも状況を共有することは大事だ。他の総合支所にも共通することなので支所長会議で共有したい」と話した。

 道路整備に関する要望も相次いだ。東日本大震災で被災し、復旧工事の影響などで舗装されず砂利道のままになっている釣石神社前の市道も取り上げられ、市側が整備する方針を示した。

 東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働に伴う地域への恩恵の有無を尋ねる質問もあった。

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