本塁打競争に歓声響く 石巻で「野球フェスティバル」 小中学生、技術高める
野球人口の増加や競技力向上などを目的とした「第9回石巻野球フェスティバル」(石巻野球会議主催)が23日、石巻市民球場であった。石巻地方の小中学生約260人が、高校生以上の選手から打撃や守備のアドバイスを受けるなど、交流しながら技術を高めた。
初めて行われた本塁打競争は、日本製紙石巻と石巻専修大が2対2のチーム戦で実施。3分間で打った本数の合計で勝敗を決めた。スタンドに打球が飛び込むと子どもたちは大きな歓声を上げた。3-1で日本製紙が勝利した。
球場では送球や捕球などの基本技術講座、スピードガンコンテストのほか、けがを防止するためのストレッチ教室があった。初心者向けのティーボール体験会なども開かれた。
石巻ベースボールクラブの雫石栞大(かんた)主将(11)=石巻市開北小6年=は「ストレッチのやり方は動画で見ることもあるが、実際に教わった方が覚えやすいと思った。大学や社会人選手のスイングは迫力がある」と話した。
本塁打競争に参加した日本製紙の佐藤晃一選手(25)は「子どもたちは教わったことをすぐにものにできていた。学ぶ気持ちはずっと大事にしてほしい」と話し、「来年も全国大会に出て、目標にしていると言われる存在でいたい」と意気込みを語った。
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