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野球、楽しくレベルアップ 石巻でフェス、基本技術を指導 幼児から社会人まで300人

中学生に守備のこつを伝える日本製紙の選手(右)

 野球の楽しさを子どもたちに伝え、競技人口の拡大や競技力向上、生涯スポーツとしての定着を目指す「第8回石巻野球フェスティバル」(石巻野球会議主催)が23日、石巻市民球場であった。石巻地方の未就学児やスポーツ少年団、中学・高校の野球部員、大学、社会人の選手ら約300人が参加。それぞれがコミュニケーションを取り、レベルアップを図った。

 中学生を対象にした基本技術講座では、日本製紙石巻と石巻専修大の選手が講師で参加。日本製紙石巻の金井涼太外野手はゴロ捕球について「打球の変化に瞬時に対応するため、頭は下げ過ぎず、体の正面で迎えてほしい」とアドバイスした。

 小学生はスピードガンコンテストやストラックアウトに挑戦。初心者向けのティーボール体験会、肩・肘の無料検診、ストレッチ講座といったコーナーもあり、参加者は熱心に担当者の話に耳を傾けていた。

 大学生から打撃指導を受けた桜井凛來さん(13)=蛇田中1年=は「手だけで打ちに行かず全身を使うことを教えてもらった。年代の違う選手と話せるいい機会になった」と話した。

 赤井ビクトリーの門間奏音君(11)=東松島市鳴瀬桜華小5年=は「肩や肘に異常がなくて安心した。教えてもらったことを生かして来年はチームを引っ張りたい」と意気込んだ。

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