晩秋の風物詩「互市」、きょうまで 30店出店 豚汁振る舞いも 石巻・和渕
石巻市和渕地区に冬の訪れを告げる恒例行事「和渕恵比寿講(えびすこう)互市」が30日、和渕神社前通りで始まった。地元産品や日用品を扱う露店のほか、祭り定番の屋台など約30店が並び、風情ある街並みに彩りを添えている。1日まで。
地域の商店主らでつくる和渕新栄会と仙北街商協同組合が主催。地元商店や農家が新鮮な野菜や手作りの漬物、陶芸品などを手頃な値段で販売し、住民らが買い求めた。大判焼きや焼き鳥といった食べ物の屋台には家族連れの列ができた。
家族3世代で訪れた地元の会社員新井敏充さん(50)は「小さな集落だが頑張って地域を盛り上げてもらっている。子どもたちも喜ぶので行事を続けていってほしい」と話した。
和渕新栄会の子玉俊博会長は「初日としては例年以上のにぎわい。商店街のノスタルジックな雰囲気を味わいながら買い物を楽しんでほしい」と語った。
1日は午前9時から午後3時まで。正午から豚汁やダイコン汁の振る舞いがある。
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