(1068)切干の大団円でありしかな/山口遼也(1998年~)
切り干し大根を作るのは冬なので冬の季題とされる。それにしても鑑賞が難しい句だ。切り干し大根が見事に出来上がったのか。それともおいしく人の口の中に入ってゆくことを大団円と言ったのか。ただ、この句のポイ…
関連リンク
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- ・(1066)眠る山起こさぬように竹箒(たけぼうき)/大木雪香(1973年~)
- ・(1065)トーストに塗って食べたいような空だ/出雲にっき(2001年~)
- ・(1064)枯色は時に金色湖岸道/原朝子(1962年~)
- ・(1063)切株はじいんじいんと ひびくなり/富澤赤黄男(1902~1962年)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。