復興支援　女優・音無美紀子さんら、東松島を訪問　歌い、寄り添う

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　東日本大震災で被災した東松島市の復興支援を続ける女優の音無美紀子さんらが先日、同市を訪れ、市民と共に歌って交流する「歌声喫茶」を開いた。

　音無さんは２０１１年から同市をボランティアで訪問し、今回が１０回目。今年は夫で俳優の村井国夫さん、俳優の芦田昌太郎さんらを含む約１０人で訪れた。

　大塩市民センターでの歌声喫茶には市民約１２０人が参加。リクエストを受け付ける楽曲とその歌詞を載せた冊子が配られ、「手のひらを太陽に」や「リンゴの唄」「青葉城恋唄」「高校三年生」などを会場全体で歌った。

　音無さんは「皆さんの笑顔が見られてうれしいが、本当の悲しみは何年たっても尽きない。これからも寄り添い続けていきたい」と語った。

　参加は２回目という同市矢本の平塚和子さん（８５）は「すごく楽しみにしていた。村井さんの歌声が相変わらずすごくて良かった」と笑顔で話した。

　歌声喫茶は市社会福祉協議会が主催し、１１月２０、２１の両日にあった。参加者を対象にしたランチ交流会も併せて開催した。