石巻市3文化施設の指定管理者変更 疑問相次ぎ、再審議へ 市議会環境教育委
石巻市議会12月定例会は6日、環境教育委員会を開いた。市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)と市河北総合センター、市遊楽館の3施設の指定管理者を来年度から変更する議案を巡り、委員から疑問が相次いだ。質疑が尽くされていないとして、会期中に再度委員会を開くことを決めた。
市は3施設の指定管理で初めて公募を実施。現在請け負う公益財団法人石巻市芸術文化振興財団と民間団体「いしのまき・みらいクリエイション」が応募し、クリエイションを指定管理者に選定した。
委員からは、これまで実施していなかった公募に踏み切った点を追及する質問や、長く指定管理を請け負ってきた財団の今後を懸念する声があった。
委員の一人は「財団が長年、地域とのつながりを重んじてやってきたことを加点して評価するべきだった」と指摘。別の委員は「公募するにしても、もっと期間を設けるべきだったのではないか」と強調した。
市教委事務局は「財団には長年に渡り文化施設を管理していただいた。一方で公募は本市に限ったことでなく、今回は全国的に主流になっている公募にかじを切った」と説明した。
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