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師走点描 > 茅の輪(石巻・釣石神社)

参道入り口に設置された茅の輪をくぐる参拝客

<「みな合格」祈りくぐる>

 石巻市北上地区の釣石神社に8日、特産のヨシで作られた「茅(ち)の輪」が設置された。神社は、落ちそうで落ちない巨石があることから「受験の神様」として親しまれており、初日から多くの受験生が訪れて合格を祈願した。

 氏子や石巻専修大硬式野球部員ら約30人が、ヨシを束ねて参道の入り口に飾り付けた。輪の大きさは「よし合格」「みんな合格」との語呂合わせで、横4.5メートル、高さ3.75メートルにしつらえた。

 受験を控える参拝客は、輪を拝んだり何度もくぐったりして志望校への合格を願った。

 栗原市から訪れた仙台育英高3年の千葉創太さん(18)は「1カ月後の受験本番まで気合を入れて勉強をする」と意気込んだ。妹で同市築館中3年のひなほさん(14)は「兄と同じ高校へ行けるように頑張りたい」と話した。

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