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地域の支え合い、7団体・個人が成果紹介 東松島のフォーラムに100人

地域づくりに取り組む団体の関係者らと市民が交流したフォーラム

 東松島市社会福祉協議会は8日、「地域支え合いフォーラム2024」を同市矢本東市民センターで開いた。同市を中心に活動する7団体・個人が、住み慣れた地域で誰もが安心して暮らせるよう取り組んでいる成果を紹介した。

 同市大曲にある五味倉地区の自治会は、5年ほど前に高齢者の見守り組織を立ち上げ、13人が活動を展開。介護予防の体操や中学生との清掃活動などのイベントを企画するなど、住民の外出を促し、集う機会を創出している。

 自治会長の菅原淳さん(78)は「高齢になると家に閉じこもったり、近所との交流をしなくなったりしてしまう人もいる。社会から孤立しないよう、短い時間でも世間話などができるようにしたい」と話した。

 地域おこし協力隊員として活動している上野智央さん、障害の有無や年齢に関係なく誰もが心地よく過ごすための空間づくりなどに取り組む団体「てあわせのはら東松島」なども発表を行った。

 フォーラムには市民約100人が参加した。新型コロナウイルスの影響で、開催は2019年以来5年ぶり。

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