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ふるさと納税、大幅減 11月末時点で前年同期の2割 東松島市議会

 東松島市議会12月定例会は10日、一般質問を始めた。市は本年度のふるさと納税寄付額が11月末時点で1億2245万円と、前年度同期(5億5400万円)の約2割に落ち込んでいることを明らかにした。

 寄付額は昨年度1年間が約6億2900万円、2022年度が約3億2300万円、21年度が3億5300万円。本年度は4億円を見込んでいた。渥美巌市長は「PRが不足している。目標と開きがあり危機的状況だ」と懸念を示した。

 市外に住む市職員や、航空自衛隊松島基地に勤務経験がある隊員らに寄付を募るほか、今月開催する「返礼品コンテスト」の受賞商品を返礼品に登録することで、年末の駆け込み寄付を呼び込む方針。渥美市長は「目標達成に向けてできる限り努力する」と述べた。

 赤井地区に来年3月末、食品スーパー「フレスコキクチ」が開店を予定するのに伴い、市は店の北西に隣接する市道小松赤井線の交差点に右折レーンを設置する工事に取りかかる。28年度の着工を目指す。

 交差点は右折車両の待機による渋滞が散見され、開店後は交通量増加で渋滞悪化が見込まれる。来年度以降、設計や用地買収などに順次着手する。県への県道昇格の要望も継続する。

 石森晃寿、千葉修一、五野井敏夫、斎藤徹、大橋博之の5氏が質問した。

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