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石巻市議会一般質問 津波避難で質疑 議員、渡波地区の施設増設など求める

 石巻市議会12月定例会は13日、一般質問を続けた。渡波地区の住民協議会が検討を進める津波避難の在り方について、市の対策を巡る質疑があった。

 議員は「避難場所から避難者があふれると想定され、新たな避難場所が必要。渡波の津波避難タワーは1基のみで、階段式で車いすでの利用は困難だ」と増設と改良を求めた。

 市総務部は「津波到達前に避難してもらうことが原則だが、公共施設を最大限活用するとともに、民間施設の活用やタワーの必要性を検討したい」と述べた。

 市は日本海溝・千島海溝沿い巨大地震の「津波避難対策特別強化地域」に指定され、避難施設整備への国の財政支援が拡充される。斎藤正美市長は「避難場所確保は大きな課題。必要な事業を選定し、財源確保に努める」と語った。

 勝又和宣、原田豊、早川俊弘、鈴木良広、丹野清の5氏が登壇した。

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