決意、漢字1字に 石巻・飯野川中で「立志式」 2年生、堂々発表
石巻市飯野川中(生徒73人)で13日、生徒が将来の夢や目標を語る「立志式」が開かれた。2年生26人が志を「進」や「助」「越」などの1文字で表した書を掲げ、保護者や教職員の前で堂々と発表。成長や飛躍を目指す決意を新たにした。
生徒は一人ずつ壇上に立ち、名前を呼ばれるとりりしい面持ちで返事をした。自身で記した漢字1文字を掲げ「何事にも粘り強く取り組む」「どんなに高い壁も乗り越えたい」「幸せになりたい人を手伝いたい」などと抱負を述べた。
幼い頃から音楽好きだっったという菊地康介さん(14)は、歌手になる夢を「歌」の字で掲げた。発声練習や肺活量の増加などへの努力を誓い「よい声が出るように運動や睡眠もしっかり取る。目標はたくさんあるが、諦めず達成できるように頑張る」と語った。
本と人をつなぐ司書になるという展望を「繋」の字に込めたのは紫桃愛美さん(14)。小学生の頃に務めた図書委員の活動を通じて本の魅力に目覚めた。どんな話題にも応えてくれる校内の司書にも憧れた。壇上では「毎日の学習を怠らず、読書をたくさんして思考力を高めていきたい」と力を込めた。
高橋儀成校長は式辞で、米大リーグドジャースの大谷翔平選手が花巻東高時代に作成したことで話題となった「目標達成シート」を紹介。「志を書いて終わるのではなく、達成するためには何をしなければいけないのか考え、努力してください」と生徒たちにエールを送った。
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