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橋で結ばれた街、再発見 故浅井元義さんスケッチ展 石巻・来月20日まで

橋のある風景を描いたスケッチが関心を呼んでいる

 石巻市出身の洋画家浅井元義さん(1938~2018年)が生前、石巻地方の「橋」を題材に描いたスケッチ展が同市中央3丁目の旧観慶丸商店2階展示室で開かれており、訪れた市民は石巻が橋で結ばれた地域であることに認識を新たにしていた。

 市博物館主催の浅井元義スケッチ展第6期「橋の見える風景」で、浅井さんが北上川と橋のある風景が日常的に見られる古里を愛し、スケッチして歩いたことに着目し企画した。

 会場には浅井さんのスケッチ集「川のある風景」(1991年発行)から「東内海橋」や「新北上大橋」「開北橋」「飯野川橋」「天王橋」「袖の渡し」など12点を展示している。

 いずれも東日本大震災前の橋のある日常の風景で、29歳女性は「ここは子どもの頃、渡ったことがある」と、懐かしそうに記憶をよみがえらせていた。

 作品ごとに「今の姿」を撮った写真と比較できるようになっているのも興味深く、古里の変わらぬ風景・変わった風景に関心を寄せていた。

 会期は2025年1月20日まで。開館時間は午前9時~午後5時。休館日は火曜。入場無料。連絡先は市博物館0225(98)4831、または旧観慶丸商店0225(94)0191。

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