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Xmasリースとミニ門松作り 石巻・復興祈念公園でイベント 飾り付け豪華に

思い思いにリースを飾り付ける参加者たち

 石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園を管理する一般社団法人ひと・まち・もりは15日、クリスマスリースとミニ門松作りの体験会を公園内で開いた。

 石巻地方の家族連れなど21組28人が参加。リースは輪っか状の土台につるを巻き、松ぼっくりやオーナメントを付けた。門松は公園のマツを剪定(せんてい)した際に出た葉や菊の花、水引を竹筒に飾り、「迎春」と書かれた紙を刺して完成させた。

 2回目の参加だった同市のぞみ野4丁目の主婦須田美知さん(70)は「みんなで話しながら体験できて楽しい。これで豪華なクリスマスと正月を迎えられる」と笑顔だった。東日本大震災まで、公園になった場所に自宅があった須田さんは「公園は慰霊の場所だが、コミュニケーションの場でもある。みんなで集まるイベントを企画してくれてありがたい」と話した。

 ひと・まち・もりは公園の管理を担う共同事業体に参加。植物の植栽などを手掛けながら公園に親しんでもらうイベントを年間を通じて開いている。広報企画担当の小川裕輝さんは「慰霊の場であるとともに、親しみのある場として足を運んでもらい、家族や友人と新たな思い出をつくってほしい」と話した。

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