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石巻かほく杯U―15サッカー 矢本二・住吉・鳴瀬未来A、合同チームで初制覇

後半16分、コーナーキックのこぼれ球を頭で押し込み、決勝ゴールを奪った合同チームの鹿野(右から3人目)

 第13回石巻かほく杯U-15サッカー選手権大会(三陸河北新報社、石巻サッカー協会主催)の決勝戦が22日、石巻市のセイホクパーク石巻(市総合運動公園)フットボールフィールド第1で行われ、矢本二・住吉・鳴瀬未来Aが1-0で矢本一を下し、初優勝を果たした。合同チームとしても初制覇となった。

 攻守が目まぐるしく変わる試合を合同チームが制した。キックオフ直後から強風が吹き付ける中、合同チームは前半、矢本一の堅い守りを崩し切れなかった。

 0-0で折り返し、両チームとも決め手を欠いていた後半16分、コーナーキックのこぼれ球をMF鹿野斗吾(とわ)選手(矢本二3年)が頭で押し込み、ゴールネットを揺らした。先制後は矢本一からの猛攻に耐える時間が続いたが、集中力を切らさず耐え抜いた。

 決勝ゴールを決めた鹿野選手は「こぼれ球が自分の所に来ることをイメージしていた。ヘディングは得意ではないが狙い通りのプレーができた」と喜んだ。

 合同チームは週に1、2回ほど石巻地方のグラウンドに集まり、石巻市内の学校と練習試合を重ねるなどして連携を深めてきた。選手一人一人が状況を見極めてプレーする力を養い、個人技よりも仲間との連動で得点を奪うスタイルをつくってきた。

 過去のかほく杯で合同チームの決勝進出はなく、矢本二・住吉・鳴瀬未来Aが初めて。センターバックの木村真主将(矢本二3年)は「クラブも含めて強い相手ばかりだったが、自分たちの持ち味をしっかり出せた」と大会を振り返った。

 大会は10月26日に開幕。石巻地方の中学校やクラブチーム計9チームが出場、A、B、Cの3グループに分かれた総当たり戦の予選リーグを行い、今月21日に準決勝と順位決定トーナメントを行った。

 決勝前にあった、3位決定戦と順位決定トーナメント決勝の結果は次の通り。

▽3位決定戦 
 コバルトーレ女川ジュニアユース 6―0 蛇田
▽順位決定トーナメント決勝 
 Pgcomジュニアユース 2―0 河南東

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