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「角打ち」にぎわい創出 東松島経営大賞 金賞に石垣商店

記念撮影する大賞受賞者ら(前列)

 東松島市商工会は20日、2024年度の東松島経営大賞を発表した。市のクラフトビール普及と地域活性化を図る同市矢本の酒店「石垣商店」が金賞に選ばれた。3事業者が銀と銅に輝いた。

 同商店は既存の酒類販売に加え、購入した酒をその場で味わえる「角打ち」スペースを定期的に開設。市のクラフトビールなどを提供して収益改善を図りながら、地域住民の交流の場を創出した。

 店主の石垣真人さん(76)は「賞とは全く縁がなかったので驚いた。長く続けて地域を盛り上げる一助にしたい」と語った。

 銀賞にはフェニックスエレメント、銅賞にはヌチユイ、お菓子の国パンジーが選ばれた。本年度は8事業者から応募があり、実現可能性や地域への貢献度などが審査された。

 同市赤井の東松庵であった顕彰式には受賞者や商工会関係者ら約40人が出席。それぞれに賞状と賞金が贈られた。

 橋本孝一会長は「惰性では新しい物は生まれない。チャレンジ精神が大事」とあいさつした。

 経営大賞は、商工会員から経営課題や時代の変化に対応する事業計画を募り、地元企業の将来設計意識を醸成することが狙い。

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