労災ゼロへ誓い新た 県トラック協会石巻支部、53人出席し総決起大会
県トラック協会石巻支部は、総決起大会と講習会を石巻市重吉町の同支部で開き、会員事業所の経営者や従業員らが、労災ゼロへの誓いを新たにした。
石巻支部の加盟134社のうち51社の計53人が参加。武山孝好支部長は「荷役作業中における労災防止に積極的に取り組む。起こり得るリスクを想定し、従業員と連携して対策を講じて、安全で健康で働ける職場づくりを進めてほしい」とあいさつした。
同支部では2024年8月1日から25年1月31日まで「第18回労働災害『ゼロ』運動」を実施している。鴇田英俊青年部副部長が「誰もが健康で安心して働くことのできる職場環境を実現する」と述べ、安全衛生管理活動の積極的な推進など5項目を盛り込んだ大会宣言を読み上げた。
講習会では、石巻労働基準監督署の宮野幹二郎副署長が、管内の労災の現状や要因、対策のポイントなどを示した。
24年、同労基署管内の陸上貨物運送業の労災発生状況は死傷者21人(11月末時点)で前年同期比8人減。宮野副署長は、荷役作業時の墜落・転落事故が多く発生していると説明し「対策を充実強化し、保護帽の着用を徹底してほしい」と訴えた。高年齢労働者の労災防止対策の推進も求めた。
「働く人の健康づくり」と題した県石巻保健所健康づくり支援班の講話もあった。大会と講習会は昨年12月20日にあった。
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