駐在所統廃合や風力発電、「動く市長室」で質疑 住民ら27人 石巻・稲井地区
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石巻市は21日、斎藤正美市長が地域を訪ねて住民と意見交換する「動く市長室」を同市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開いた。住民ら27人が参加。今春の石巻署大瓜駐在所廃止や、民間事業者が同市と女川町にまたがる山林で計画している風力発電事業を巡って市側と意見交換した。
大瓜駐在所は中里交番に統廃合される予定。南境地区の男性は「駐在所がなくなった後は、これまで以上に巡回を強化するよう市が県に要望してほしい」と訴えた。
斎藤市長は「土・日曜を含めてしっかり巡回するよう県に要請してきた。やむをえず(統廃合を)了承した際の条件にもなっている」と答えた。
風力発電事業に関し、沼津地区の男性は「騒音問題の懸念に加え、鳥類や希少野生動物、景観への影響が大きいと思うので反対。市町には固定資産税が入ると思うが、地元には何もメリットがない」と述べた。市民生活部の担当者は「市としては住民の同意がなければ、事業を良しとする意見は述べない姿勢だ」と話した。
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