自治組織、高齢化考える　市議会と女性の会が懇談　石巻

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　石巻市議会と市民グループ「石巻を考える女性の会」の懇談会が２４日、市役所であった。「地域コミュニティーの再生」をテーマに、地域自治組織の役員の高齢化などについて意見交換し、通信アプリ活用の可能性などを議論した。

　議員や会のメンバーら約２０人が参加。高齢化する町内会や自治会の役員のなり手について、会員は「町内会の加入率はそれほど減っていなかったが、役員の体制がどうなっていくのかを懸念している」と問題提起した。

　市議側は「４０、５０代でも地域のことを考えている人はいるが、仕事などで参加できない場合がある。合意形成の機会の簡素化が必要。ＬＩＮＥ（ライン）を活用すれば、少々のことなら指針を決められる」と述べた。

　会員からは「町内に引っ越してきた若い人に参加してもらえるよう声をかけているが、役員はほぼ高齢者。ＳＮＳ（交流サイト）をできる人がいないので活用はもう少し先になりそう」「若い人たちは自分たちの感覚で町内会をやっていく。役員のなり手を増やすには大きな改革も必要だと思う」といった意見もあった。

　懇談会では、空き家や雑草の問題に関する議論もあった。