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効果音交え熱演、声優気分味わう 石巻・ヒトコマで「漫読教室」 プロが指導

効果音も自分の声で表現した漫読教室

 声優の関智一さんを講師に招いた漫読教室が8日、石巻市中央2丁目の交流・創作活動拠点「いしのまき MANGA lab.ヒトコマ」で開かれた。応募した県内の10人が漫画の場面に合わせてせりふや効果音を音読し、声優気分を味わった。

 教室は、同市ゆかりの漫画家石ノ森章太郎さんの「仮面ライダー」のエピソードを採用。主人公の本郷猛やくも男などの登場人物を2人1組で分担し、作中の効果音と交えて熱演した。

 音読のこつとして関さんは「遊びの延長として、楽しくやること。見ている人に対しても、楽しませようという気持ちが大切」とアドバイスした。参加者は漫画のせりふに抑揚を付けたり、風の音やバイクのエンジン音を声や唇を使って表現したり、工夫を凝らしながら作品の世界に没頭した。

 関さんは参加者の演技を見て「楽しそうで良かった」「効果音はもっと自由にアレンジしてもいい」などと講評した。体験は2回あり、参加者同士で評価し合った。関さんへの質疑応答もあった。

 石巻市蛇田中1年の山口凌汰(りょうた)さん(13)は「関さんに会えてわくわくどきどきしたが、大きな声が出せて楽しかった。深呼吸して落ち着くと上手く演じられた。将来は人前で大きな声を出せるような仕事をしたい」と話した。

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