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歯科検診周知と情報共有を 東松島市職員と医師、意見交換

歯の健康推進に向けて市職員と歯科医師が参加した情報交換会

 市民の歯の健康増進に向け、東松島市は市内の歯科医師との情報交換会を7日、市コミュニティセンターで初めて開催した。医師4人と市職員ら7人が、歯科検診の周知や、さらなる情報交換の必要性を確認した。

 2022年度の市民健康意識調査によると、過去1年に歯科検診を受診した人の割合は58.0%。市が10歳刻みで20~70歳を対象に実施している歯周疾患検診は本年度、各年代で受診率が5%前後にとどまった。

 医師から「頻繁に検査に来る患者も多い。歯周疾患検診をわざわざ受けないケースもあるのではないか」といった意見のほか「検診の対象年齢をより細かくしてはどうか」といった制度見直しの声も上がった。

 鳴瀬歯科診療所(同市牛網駅前)の五十嵐公英院長は「特に高齢者の健康は社会保険や介護の観点で大きなテーマになる。高齢者が抱える健康や生活費などの不安を踏まえ、さまざまな施策を取る必要がある」と語った。

 渥美巌市長は「市民の健康は大きな問題。頂いた意見を検討していきたい」と述べた。

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