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春彩るひな飾り、ずらり 石巻・照井さん宅 「できる限り続けたい」

ひな人形やつるしびなが所狭しと飾られた照井さん方

 3日の桃の節句を前に、石巻市大橋1丁目の照井靖子さん(84)が自宅の一室いっぱいにひな人形やつるしびなを飾った。室内が華やかな雰囲気に包まれている。

 七段飾りのひな壇、手作りしたつるしびなや人形、桜の飾りなどが6畳間に所狭しと並ぶ。60年ほど前に長女のため段飾りを買いそろえてから増え続ける人形や飾りを、毎年この時期に飾り付けている。

 今年も1月末、友人と2人がかりで並べた。「年を取って年々作業が大変になり、来年も飾れるだろうかといつも考える」と話す一方、生まれたひ孫の健やかな成長を願い、今も新たな人形が加わる。「ひ孫らの成長をいつまでも祝えるよう、できる限り続けたい」

 展示は9日ごろまで。事前に申し込めば観覧可能。連絡先は照井さん090(2995)8665。

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