社会に貢献できる人に　石巻地方の高校で卒業式

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　石巻地方の各高校で１日、卒業式が行われた。新型コロナウイルス感染症の５類移行を受け、それぞれ部活動や学校行事に打ち込んだ卒業生らが新たな夢に向かい、思い出あふれる学びやを巣立った。

　石巻工高（生徒５３４人）では３年生１７９人が門出を迎えた。教職員や来賓、保護者など約４００人が見守る中、卒業生一人一人の名前が読み上げられると、晴れやかな表情で「はい」と返事をした。

　大高和義校長が生徒代表５人に卒業証書を授与後、式辞で「社会の変化や技術の進行をしっかりと見据え、社会に貢献できる志を持った工業人として活躍することを期待している」とエールを送った。

　在校生代表の鹿又蓮さん（１７）＝２年＝は「先輩方のおかげで得られた学びや豊かな学校生活を大切にし、後ろ姿を追いかけたい」とはなむけの言葉を述べた。

　卒業生代表の日野楓真さん（１８）は答辞で「私たちはそれぞれ違う旅に出るが、卒業生みんなが成功するように頑張る。最後は笑って終われるよう、人生の旅を思い切り生きていく」と決意を語った。