交通安全願って、新入学児へ文房具 県トラック協会石巻支部
県トラック協会石巻支部青年部会は2月28日、石巻地方2市1町の新入学児童を対象に、交通安全を啓発する文房具計1270セットを贈った。
文房具は交通標識が描かれた定規と自由帳で、新1年生が親しみやすいデザインを選んだ。入学児童数を踏まえ、石巻市に900セット、東松島市に320セット、女川町に50セットを用意した。
石巻市への贈呈式は市役所であり、佐藤慎也部会長(49)ら関係者4人が訪問した。文房具を受け取った斎藤正美市長は「将来を担う子どもたちの交通安全のために、ありがたい限り」と感謝した。
青年部会は、鉄くずの資源回収で得た収益金を活用し、毎年文房具を寄贈している。佐藤部会長は「小学1年生には交通ルールを守り、標識を覚えることと交通安全を意識した学校生活を送ってほしい。役に少しでも立てれば」と話した。
東松島市役所でも贈呈式があった。渥美巌市長は「1年生が最初に使う勉強道具。入学時期に寄贈いただき助かる」とお礼を述べ、志小田美弘教育長は「10年以上も寄付いただきありがたい。子どもたちには配布と併せて交通安全の話をしたい」と語った。
文房具は各市町の教育委員会を通じて新入学児童に届けられる。
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