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自転車こいで発電体験 クリーン電力考えるマルシェ、にぎわう 東松島

扇風機を回そうと自転車を一生懸命こぐ子どもたち

 東松島市の地域新電力「東松島みらいとし機構」(HOPE)は20日、市大曲市民センターで「マルシェ-灯(ともす)」を開いた。クリーンエネルギーに理解を深めてもらおうと自家発電体験コーナーなどを設置。屋外にはキッチンカーも並び、多くの家族連れでにぎわいを見せた。

 会場内には、手回し発電機で歯車やおもちゃを動かしたり自転車をこいだ電力で扇風機を回したりする自家発電体験コーナーを設置。訪れた子どもたちは「扇風機が回ったよ」「こぎ続けると疲れる」など話ながら、電気や発電の仕組みを学んでいた。

 マルシェのコーナーには石巻、東松島両市などの25店が出店。アクセサリー類などのハンドメード作品づくり体験や焼き菓子といったブースや、クレープやフランクフルトなどのキッチンカーが並び、親子連れなどで終日にぎわった。

 マルシェは初めての開催。同社が新電力事業の利益を地域に還元しようと企画した。会場で消費する電気について「非化石証書」を発行してイベントの二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするなど、再生可能エネルギーの利活用推進もアピールした。

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