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自衛隊入隊予定者を激励 17人が決意 石巻市、東松島市

 石巻市と東松島市でこのほど、自衛隊入隊予定者の激励会が開かれた。出席者は今春の入隊に向けて、それぞれ「国民に信頼される自衛官に」などと決意を新たにしていた。

石巻市

抱負を述べる入隊予定者ら=石巻市

<若い力、十分に発揮>

 石巻市の激励会は15日、市役所であり、入隊予定の13人のうち10人が出席。石巻市自衛隊協力会の藤本忠夫会長が「自衛隊を志してくれてありがたい。皆さんのこれからの活躍に期待している」と激励した。

 入隊予定者を代表し、陸上自衛隊多賀城駐屯地(多賀城市)に配属される桜井愛心(あいみ)さん(18)は「若い力を十分に発揮する」と謝辞を述べた。

 石巻管内自衛官募集相談員など4団体は、名刺入れやソーイングセットなどの記念品を贈呈した。13人は陸自多賀城駐屯地のほか、神奈川県や埼玉県にある海上自衛隊や航空自衛隊の基地などにそれぞれ配属される。

東松島市

激励会後、記念写真に納まる関係者=東松島市

<無限の可能性、挑戦>

 東松島市の式は19日にあり、入隊予定者4人のうち3人が出席した。渥美巌市長は、同市の航空自衛隊松島基地の隊員らが東日本大震災の際、市内で救助活動に尽力した経緯を紹介し「自衛官の活動の重さをかみしめ、国を守る崇高な任務のため健康第一で頑張って」と激励した。

 入隊予定者を代表し、松島基地の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」に憧れ空自隊員を志したという門岡慈英さん(18)が「無限に広がる可能性に向かって挑戦していく」と力強く抱負を語った。

 4人のうち3人は埼玉県や神奈川県にある空自や海上自衛隊の基地に配属される。1人は陸上自衛隊高等工科学校(神奈川県横須賀市)に進む。

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