ピリ辛の味のり、晩酌に 石巻専修大生が新商品開発 東松島で28日販売開始

東松島市の特産品であるノリのブランド化に向け、石巻専修大の学生らが新商品の味のり「酒の友 とものり」を開発した。ノリの風味を生かしつつ、お酒に合うよう辛みと塩味を効かせた味付けが特徴。28日、同市の道の駅「東松島」で開かれるイベント「新酒祭り」で販売を始める。
味のりを開発したのは、経営学部の李東勲(イドンフン)教授のゼミ。2019年度からノリを使った商品開発に取り組んでおり、21年には第1弾の「のりうらら」を商品化。400個超を完売した。
とものりは、皇室に献上されたこともある良質なノリを使用。ニンニクが効いたピリ辛のタレで味付けしており、付属のガーリックスパイスでニンニクの風味を調整できる。酒のおつまみだけでなく、サラダなどにも合うように仕上げた。1箱700円。
22年、石巻地方の企業など11社から協力を得て開発を始めた。当初は「のりチップス」づくりに取り組んでいたが、のりを油で揚げる技術を持つ企業が見当たらなかったため、味のりに切り替えた。
約3年かけて、タレの味付けや塩加減を研究。企業との協議を重ねながら、街頭アンケートで試食してもらうなどして商品化にこぎ着けた。暮らしに寄り添う友人のような存在にしてほしいとの意味を込め、「お酒の友」と命名した。
19日は、同大で関係者向けの商品発表会があった。開発に協力した企業の担当者らに対し、学生が開発の過程や商品の特徴などを説明。試食会も行われ、評判は上々だった。
ゼミ長で3年の清野成生(なる)さん(21)は「企業の皆さんとの連携で商品を開発できた。感謝している」と述べた。開発リーダーで3年の佐久間太一さん(21)は「次々に課題が出てきてつらい時期もあったが、完成することができうれしい。卒業生から引き継いだ商品開発のたすきをつなぐことができた」と充実感をのぞかせた。
新年度は、新ゼミ生5人が商品開発を引き継ぎ、味のりに使った塩などを活用した万能調味料づくりに取り組む。
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