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女川原発・核燃料乾式貯蔵施設 原子力規制委、審査書案を了承

 原子力規制委員会は26日、東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について、新設計画の審査書案を了承した。規制委は今後、経済産業相らへの意見聴取とパブリックコメント(意見公募)を経て、正式に許可する。

 東北電が女川原発の敷地内に計画する乾式貯蔵施設は、2号機の使用済み核燃料を専用の金属製容器に収納し、空気の自然対流で冷却しながら保管する施設。規制委はこれまでに計12回の審査会合を開き、地震や火災などによる影響を受けても金属製容器の安全性が損なわれないかどうかなどを審査した。

 東北電は昨年2月、乾式貯蔵施設の設置に向け、2号機の原子炉設置変更許可を規制委に申請した。原発敷地内の海抜約40メートル地点に建屋2棟を新設する。1棟目は2026年5月の着工、28年3月の運用開始を見込む。2棟目は30年8月の着工を予定する。2棟で女川2号機の使用済み燃料を少なくとも10年分貯蔵できる。

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