大船渡山林火災 石巻地区消防本部、理事長に活動報告 再燃繰り返し、消火苦戦

岩手県大船渡市の山林火災で、緊急消防援助隊として派遣された石巻地区消防本部の職員7人が26日、石巻地区広域行政事務組合理事長の斎藤正美石巻市長に現地での活動を報告した。隊員は、再燃を繰り返す急斜面での活動の難しさや情報共有の重要性を振り返った。
1次派遣隊として出火当日の2月26日~今月1日に現地で活動した消防本部職員3人と女川消防署員4人が市役所を訪れた。
後方支援小隊長を担った消防本部警防課の消防司令木村誠さん(52)は、建物への延焼を阻止するため、大船渡市三陸町綾里地区と同市赤崎町合足(あったり)地区の山林で1日8~10時間、放水を続けたと説明。「鎮圧した後に再燃し、また同じ現場に出動する状況だった」と語った。
案内人がいない中、土地勘のない暗闇の急斜面に出動せざるを得なかった状況にも触れ、他地域から応援を受け入れる場合の情報共有の大切さも指摘。「現地の消防は相次ぐ山林火災で疲弊していた。東日本大震災に次ぐ二重被災になった大船渡の人の心に寄り添いたいと思い、活動した」と話した。
斎藤市長は「不眠不休の活動に敬意と感謝を伝えたい」とねぎらい「石巻でも外部の応援をもらう場合の対応が必要だ」と述べた。
消防本部は今月16日までの19日間、延べ20隊73人を派遣し、24時間体制で消火活動に当たった。
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