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自閉症啓発デー 青い輝き、あすへの希望 萬画館照らす

青くライトアップされた石ノ森萬画館=2日午後7時30分ごろ

 国連が定める世界自閉症啓発デー(2日)と発達障害啓発週間(2~8日)に合わせて2日夜、石巻市中瀬の石ノ森萬画館を啓発活動のシンボルカラーである青色で照らす「ライト・イット・アップ・ブルーin石巻」が始まった。8日まで。

 地元の障害者支援団体などでつくる実行委員会が主催。自閉症など障害への理解を深めてもらう狙いで始まり、12回目。2日は全国各地の公共施設や観光スポットなどでライトアップが行われた。青色は「希望」「癒やし」を表す。

 実行委員長は、障害の当事者で同市のNPO「石巻広域SSTの会アドベンチャークラブ」の遠藤央都(ひろと)さん(25)。NPO事務局の浅野雅子さん(56)は「当事者と出会い、知り合い、仲良くなるきっかけにしてほしい」と遠藤さんの思いを代弁する。点灯時間は午後6~9時。

 5日は午後1時半から、青色のグッズなどを身に着けて石巻市中心街を歩く啓発イベントを行う。同市のヒーロー「シージェッター海斗」も参加する。

 4、5日には同市中央2丁目の市かわまち交流センターで、五感を刺激するおもちゃ「センサリーボトル」を作るワークショップと、パネル展示を行う。午前10時~午後4時。

世界自閉症啓発デー | 日本実行委員会

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