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女性起業支援が成果 東松島市、中小振興会議で報告

女性の起業支援に向けた取り組みが報告された会議

 東松島市は、中小企業・小規模企業振興会議(会長・橋本孝一東松島市商工会会長)の会合を市役所で開き、市の中小支援に向けた2024年度の事業成果を説明した。高校生向けの企業説明会といった従来の事業に加え、新たに女性の起業支援に取り組んだと報告した。

 会議は、市が中小企業・小規模企業振興基本計画に基づき設置しており、企業や経済団体、農家、金融機関などの委員10人で構成。市に助言を行っている。

 女性の起業支援に向けて市は昨年6~7月、女性向けの創業塾「なでしこ開成塾」を実施。その参加者のうち2人が起業した。市内在住の女性起業家やその店舗などを紹介する「女性起業家マップ」も500部作成し、市役所の担当窓口などに置いた。ともに国の交付金を活用した。

 同基本計画の期間が25年度で終了をするのを受け、市は新年度、計画の見直しに取り組む方針も示した。今月の市長選後、作業を本格化させる。

 渥美巌市長は取材に「人口減少対策を進める中で、女性の起業は、地元への定着にもつながる。今後も積極的に支援していく」と述べた。会議は3月19日にあり、役員選出では、会長に橋本氏、副会長に引間世枝美氏(東松島みらいとし機構代表理事)をそれぞれ選んだ。

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