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「かのおが」考案 小笹かま2品、大反響 テレビ番組と連携 石巻・粟野蒲鉾店

狩野さん考案の「イケメン梅しそ味」(左)と尾形さん考案の「マッチョ坦々味」

 石巻市中央1丁目の粟野蒲鉾(かまぼこ)店が、仙台放送のバラエティー番組「仙台市青葉区かのおが便利軒」(毎週土曜、午後6時半)内の企画で小笹かまばこの新商品を開発した。同店が出演した放送翌日の6日に発売され、話題となっている。

 同番組は「かのおが便利軒」という名前の会社を設立したという設定の下、ともにお笑い芸人で、番組内で社長を務める尾形貴弘さん(パンサー)=東松島市出身=と、副社長の狩野英孝さん=栗原市出身=が県民の依頼を受注し、解決に導く内容。

 新商品は尾形さんのアイデアで肉みそが練り込まれた「マッチョ坦々(たんたん)味」(2食入り380円)と、狩野さんが考案し、カリカリ梅とシソの葉が入った「イケメン梅しそ味」(同370円)の2種類。

 石巻市出身で従業員の伊藤晴香さん(34)が、実家の粟野蒲鉾店が12月に創業100年を迎えるのに合わせ、目玉となる商品を一緒に考えてほしいと依頼し実現した。パッケージはそれぞれの考案者をイメージして伊藤さんがデザインした。

 番組の収録は2月6日に同店で行われた。尾形さんと狩野さんから出された各3点の新商品案で6種類の試作品を作って試食。「坦々味」と「梅しそ味」の商品化が決定した。

 発売日は、石巻本店では開店後1、2時間で完売した。その後も「放送を見て買いに来た」など注文が多く、売れ行きは好調だ。粟野寛社長(60)は「反響の大きさに驚いている。創業100周年に向けて弾みをつけたい」と話す。

 石巻本店、JR仙台駅おみやげ処1号店内、仙台三越店で取り扱い、火曜、土曜の午後1時過ぎに店頭に並ぶ。5月6日まで販売し、その後、リニューアルし再販売を予定している。

 連絡先は石巻本店0225(96)1232。

お知らせ かのおが便利軒コラボ 小笹かまぼこ - 粟野蒲鉾店

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